妊娠初期の間はとにかく頭の中で色々な考えがぐるぐるする時期だなと思っています。すべて区切りをつけて考えきれないこともあるので、落ち着いて過ごしずつ頭の中を整理させていきましょう。
まずは自分の気持ちと向き合う
妊娠初期などまだ周りに妊娠を公表していない時は、無理をしないでいたいものの周りは知らない…。なんて状況になるかもしれません。
妊娠が継続するかどうかの時期は、メンタル的にも緊張が続いているかと思います。
また妊娠している喜びと不安を抱えて、未来のことを考えることはなかなかパワーのいる事です。
まずはしっかりと自分自身の気持ちや今置かれている環境を冷静に見つめ直し、今後どのように展開しても自分自身がしっかりと構えてられるように、心に余裕をほんの少しだけ持ってみましょう。
働き方の工夫
妊娠したら退職を考えている方もいるかと思います。また続けられる方もいるでしょう。仕事を続けるとはいえ、時には妊娠前と同じような働き方が難しい場面もあります。
気持ちでは同じように働きたいと思うかもしれませんが、その気持ちに関係なく身体は日々変化していきます。
外回りや立ち仕事の多い人は、デスクワークに変えてもらうなど、状況に合わせて相談してみましょう。
それぞれの働き方によって、体への負担も変わってきます。自分でコントロールできる部分は、対策を事前に考えておくと良いでしょう。
立ち仕事・外回りの多い営業の場合
外出や立っている時間が多くなると、どうしてもおなかが張りやすくなります。わたしもそうでした。
こまめに休憩をとり、絶対に無理はしないようにしましょう。
デスクワークの場合
一見座っているから安心と思いがちですが、座りっぱなしの時間が続くと血流が悪くなったり、下腹部の冷えにもつながります。
自分にとって楽な座り方をするのはもちろん、冷えないようにブランケットを用意するなど、工夫をしましょう。
椅子に座ったり立ったりするときも、注意してくださいね。
「母性健康管理指導事項連絡カード」の活用
「母性健康管理指導事項連絡カード」は、妊娠中の女性とおなかの赤ちゃんを守るため、医師から事業主にあてて「このような措置をとってください」と伝えるためのカードです。
妊娠にともなう体調の変化で以前と同じように働くのがつらいときは、多いに活用しましょう。このカードは診断書に代わる正式な書類です。
どこでもらえるのか?
勤務先の人事管理部門や、健康管理部門に問い合わせてみましょう。
ない場合は病産院、地域の保健所・保健センターや、各都道府県の労働局雇用均等室などでも貰えます。インターネットで検索してみましょう。
どんな措置をとってもらえるの?
- 通勤の緩和
- 休憩時間の延長
- 勤務時間の断酒
- 負担の大きな作業の制限
- 休業(自宅療養)など
快適に働くために必要な措置を取ってもらえます。
実際にはどのように働らくかなどは会社や職場と相談しながらになるかとは思いますが、自分の状態をしっかりと把握してもらうにはとても助かるアイテムです。
たばこの煙には注意
プレママ自身がいくら控えていても、周りの人がたばこを吸うという場合もあるのではないでしょうか。
分煙がしっかりされていない環境であれば、とても不安ですよね。
喫煙者の方も赤ちゃんを大切にしたい気持ちはきっとあるはずです。
なかなか言い出しづらい部分ではありますが、大事なおなかの子のためにも協力を求めてみましょう。
におい対策もしっかり
食べ物のにおい等に敏感になるのが、プレママの特徴のひとつでした。
つわりの程度も本当に人それぞれです。多くの人と関わる職場においては、こればかりは制御が難しいものです。
事前にマスクを用意したり、飴やガムを噛むなど、プレママ自身で対策を考えていく必要があります。
食生活の見直しもオススメ
「朝食抜き・昼はしっかり・夜に外食」というのが働く女性に多い食事パターンですが、健康的に朝昼晩3食しっかりバランスの良い食事を心掛けましょう。
妊娠をしてから食の好みが変わる方もいます。身体の不思議を食事でも感じながら、食べられるものを食べて過ごしてみてください。
パパとのコミュニケーション
妊娠中の心と身体の変化について、パパにもよく理解してもらうことが大切です。
また、産後のことも事前によく話し合っておくと良いでしょう。
共働きの場合、子育ても家事もパパとの分担は不可欠です。育児も家事もバランスよく分担できると良いですね。
まとめ
妊娠初期は何度体験しても、喜びと不安で頭がいっぱいになります。これから家族の形が変化する準備が始まります。
何を取ってもその中心にはプレママもプレパパが存在するはずです。喜びと不安の中に少しだけ冷静さを保ちつつ、この先を見据えて無理なく過ごしてください。